蝶を採取し標本を作成する方法

私の趣味は蝶の採取とその標本作成です。大まかな手順としては、

  1. 採取場所を探す
  2. 実際に採取しに行く
  3. 展翅する
  4. ラベルを付けて標本にする

という感じです。

以下、それぞれの手順を詳しく説明します。

1…まずネットなどで、どんな木や草が生えているのか、昆虫採集が禁止されていないかなどの情報を事前に収集します。蝶によってなんの草や木を食べて育つのかということは違ってくるので、狙っている蝶の餌となる草木があるかどうかは重要なポイントです。また、その地域で天然記念物に指定されている蝶をうっかり採取してしまわないよう十分に下調べをしておくことが大切です。

2…実際に採取しに行くときは、必ず真夏でも長袖で、虫除けスプレーは必須です。肌を出していると草の葉で切ってしまったり、知らないうちにウルシなどに触ってかぶれたりしますし、虫除けがないと服の上からでも虫に刺されます。

また、森林など、道中に売店があまりない場所で採取を行うことが多いので、熱中症対策も兼ねて飲み物や飴といった軽食も必ず持って行きます。採取した蝶は、胸部を指で圧迫することで殺し、三角紙という三角に折った紙に挟んで持ち帰ります。

私の場合展翅するまでは冷凍しておきます。そうすることで、胸部圧迫で殺しきれなかった蝶にとどめを刺すことができますし、展翅の際に解凍することで、蝶の体が柔らかいまま展翅作業ができます。

3…展翅というのは、蝶を、羽が開いた状態で固定することです。専用の台、テープや虫ピンを使って羽を水平に広げ、数ヶ月置いておくと、その状態で硬直し標本にできるようになります。

このとき置いておく時間が短いと、台から外した後に、羽が閉じた状態に戻ってしまったり、水平の位置から下がってしまったりすることがあります。私の場合、冷凍しておいた蝶をお湯につけて解凍してから、柔らかい状態でこの作業を行います。蝶の体が十分に柔らかくない場合、触覚や脚が取れてしまったり、羽が固まってうまく広げられないことがあります。

蝶の標本